2009年3月30日月曜日


 「だめか」と思いながら

ふと「高山病」の言葉が頭に思い浮かび、続いて山岳雑誌の医学記事に「そんな時は自分に言い聞かせ、『1、2。1、2。』と意識的に声を掛けるようにして息をしろ」と書いてあったことを思い出した。 「1、2。1、2。1、2。」心でつぶやきながら力を振り絞って「すーっ」と息を吸い、「はーーっ」と吐き出す。気力で繰り返す。 ゆっくり、ゆっくり、一歩、また一歩と、なぜか下へ戻らずに頂上へと進んだ。この間、時間にして20分弱だったような気がする。 360度全眺望の頂上に着き、歩を止めたら呼吸が戻って来た。       (この時の呼吸法を「数え呼吸法」と呼ぶことにしておく。)

2009年3月25日水曜日


高山病と「数え呼吸法」に助けられる 

 体力維持と気晴らしを兼ねて近郊の山にもよくハイキングに出掛けた。その中の一つの体験が再度、再々度自分の命を救う事になるとは思いもよらなかった。

  初夏の土曜日の夜に仕事を終え、そのまま車を約5時間ほど飛ばして尾瀬の鳩待峠へ。そこから日の出とともに標高約2000mの至仏山を目指して単独で登り出した。天気は快晴。歩き出して1時間ほどしてから少し呼吸が苦しくなって来た。 歩みを緩めつつ,それでも山頂を目指した。

頂上へ、視界を遮るものが何も無くなり、地図では残り30分を切っている。頂上を目前に見ながら突然自力で呼吸が出来なくなってきた。苦しくて息が止まりそうだ。途中誰にも会わず辺りにも人の気配は無かった。「万事窮す!」であった。

2009年3月20日金曜日


「長くてあと20年かな?」 

別の病院の医師からは,「統計的には、長くて20ほど年の命」とも「助言」を受けたりしながら、頭痛、悪寒、倦怠感、吐き気、全身のかゆみ、そして時折り起こる「自暴自棄感」などと付き合いつつ10数年が経った。

この間に摂取したクロレラ粒やアロエは症状を幾分緩和する効果が感じられた。 クロレラは、口に含んで香ばしいものが良いようだった。安価な物を試したことがあったが、独特の芳香もなく1週間もしないうちに背中にじんましんが出てきたので文句を言ってすぐ止めた。無農薬ニンジンジュースも元気をくれ、夏場の低血圧時には大いに助かった。

2009年3月15日日曜日


検査値が降下しだした 

 全身のひどい痒みにも苦しめられた。

 特に風呂上がり時、皮膚が乾燥し出すとき猛烈なかゆみが全身を襲ってくるのだ。 

他に術なく、対抗療法で、たわしで全身を洗った。初めは皮膚表面がみみず腫れ状態になったが1~2週するうちに慣れてきて、たわし洗い後は痒みが軽くなった。 

  医師の指示もあり2、3日毎に血液検査をしていたが、次第に黄疸が軽くなるとともにGOT,GPTの値がゆっくりと下がり出し、ほぼ平常値に近づいた。肝臓病が専門というその医師は、ぽつりと「うーん、こういうこともあるのか」とつぶやいた。

三 途 の 川 の 中 程 から

  「わーっ! うーっ!」 天井に向かって大声で叫ぶ自分の声で目が覚めた。
 すでに夜は明け切っていて、しばらくそのまま布団に強烈な重力で縛り付けられたようで、動けない。
しかしその一方、眼前に薄明を感じ取り、「生きて戻って来たんだ。」と実感して居る自分がいた。 

 何が幸いしたのかは分からなかった。「アサリちゃん」のおかげだったのかなとも思う。
 体力の維持も効いたのかもしれない。とにかく一旦は渡りかけていた三途の川の中程から引き返してきたのは間違いなかった。

 「重武装した地獄の使者」はその日を最後に、
少なくとも目の前からはゆっくりと遠ざかっていったようだった。

地 獄 の 闇 

ところが嘘か真か、数日後「地獄の仕掛け人」がやって来た。 

 仕事から帰ったが、指を動かすのもしんどく全身泥のような脱力感・疲労感のまま寝床に倒れ込む。

何時間かたったころ、猛烈な頭痛が襲って来た。自分の頭は厚手の鋼板のようで、誰かがそれをハンマーで連打している。

 身体ごとブンブンと振り回され、意識を失うように眠り込むかとおもうと、一方で目は開いているはずなのに真っ暗闇の中で何か自分がわめき散らしている。その闇といえば、重密度の「ブラックホール」(?)、極上の石炭の断面のようだった。あれほどの闇を感じたことは以来2度と無かった。

  今から思い出しても、夢に見るこれ以外の闇は、どれも月明かりに照らされているがごとく明るい闇ばかりだった。 もう自分の肉体は感じ取れず、ただかすかな意識のみが、行くことも退くことも出来ないまま、自分が、意識が、どんどんその体積を縮めて行くに任せるしかないのだ。闇の奥へ奥へと吸い込まれていった。医師の警告はこの事だったようだ。

アサリ、シジミは友達 

まず、参考書が勧めるシジミ汁を飲むと、その場で右脇腹の肝臓周辺からつーんと張ったような疼痛感が薄らぐのがすぐに分かった。 新たに通院し始めた別の病院の医師にそのことを話したら、「肝臓は沈黙の臓器で感覚や神経はないからそれはおかしい。」と首をかしげた。 

魚屋で毎日シジミを求めたがなかなか手に入らず、おまけにシジミはその産地の汚染によるのか、時々「灯油臭」や「薬品、農薬臭」がするものがあって、はまぐり、ほたて、赤貝など色々の試行錯誤を経て、肝臓周辺に同様な安息感を与えてくれるアサリに代えた。 

1度に5人分程を買い求めて、砂を抜きそのまま薄塩で煮て、殻を取ってからタッパウエア10個に小分けにして冷凍。毎朝1パックずつ具を加えて、みそ汁にして飲んだ。

おかげで「あっさり死んじめぇー」(^^;) とは行かずに済みそうになってきた。 

良質のタンパク質を採ろうとヨーグルト、チーズも毎日摂取しつつ果物と野菜を食べ、さらに肥満に気をつける為と、体力気力維持のため、医師の「静かに暮らせ」という指示に逆らって毎朝ジョギングもした。そのほうが肝臓周辺が軽くなるうえ、気力が満ちてくるのが分かったからだ。