身体が温まって来た
視界を遮る濃霧の中で、方角だけを頼りにひたすら舟を漕ぐように、「い---ち」「にーーーい」とゆっくりと呼吸を続けて行くうちに、1時間以上は経っただろうか、
少しずつ身体が温まって来た。
そのうち、手先の感覚も感じ取れて来て、動かせるまでに成った。「数え呼吸」を初めて2時間ほどだったろうか、枕元の時計をみると7時少し前だった。
起き上がれた。しかしまだ食欲はない。ちょうど「かげろう」のような、透明でかすかな新しい自分が、水を飲み、果物程度を軽く口にしだした。
「死ななかった。」と思った。そのことの本当の意味はこれから分かるのだが。
まもなくすると、身体全体に深く重い疲労感が、しかし心地よく押し寄せて来た。全身が温まった自分は今度は安心して眠りに身をまかせた。
「死んだように、泥のように眠る」とは此のことか、目が覚めたら夕方だった。
管理人様
返信削除B型肝炎.comを運営しております里見と申します。
http://www.bkanen-g.com
こちらのHPを参考HPとしてご紹介してよいか確認したく、直接コメントさせて頂きました。
B型肝炎を直接患った方や、その後関係者様の記事を紹介することで、同じ病気で悩んでいる人のためになるのでは?と考えております。
既に、皆様のご好意により闘病記のページには他の方のブログ(現在お一人だけですが・・・)を紹介させてもらっております。
ご了解いただけるようでしたら、
折り返し掲載方法などをご連絡差し上げたいので、
何卒ご検討宜しくお願いします。
メールにてご返信いただける場合は、お手数ですが、下記アドレスまでお願いします。
mail☆bkanen-g.com(@を☆に変えています)